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『ここがスゴイよ!音楽祭』 vol.1「指揮者 大野和士」

更新日:2022年04月27日




「音楽祭に大野和士が来る」
音楽祭にとって指揮者 大野和士さんの登板はかねてからの念願でした。ようやく出演が決まった第26回の音楽祭では夏の開催が決まったため、都合が合わず断念しました。今回、ようやく大野さんの登板が実現し、ご本人も音楽祭への大きな期待を抱いて登場されます。 大野さんは海外のオーケストラで指揮を振ることが多いので、日本での演奏はとても貴重です。日本のメディアに露出することが少ないので、国内での知名度は低いかもしれませんが、クラシックファンの中では有名な方ではないでしょうか。 いま、活動されている全ての音楽家が、真摯に真剣に音楽を取り組んでいますが、その中でも大野さんの真面目さは、ひときわ群を抜いている特別なものだと言われています。頭のてっぺんから足のつま先まで、全身全霊で音楽の力を信じる指揮者。クラシック界でそんな評価を受けているのが、この大野さんです。

指揮者 大野和士とは
大野さんは1987年に、アルトゥーロ・トスカニーニ国際指揮者コンクールで優勝。海外の名門歌劇場、オーケストラの常任指揮者、音楽監督を務める、現在、世界で一番活躍を続ける日本人指揮者です。2008年、紫綬褒章受章、2010年には若干50歳で文化功労者に選ばれ、現在は新国立劇場のオペラ部門芸術監督をされています。1964年の東京オリンピック記念事業として設立された東京都交響楽団の音楽監督も兼任されています。1992年のバルセロナ・オリンピックの開会式で演出を手掛けたアレックス・オリエを招いてのオペラ制作も手掛けました。
また、2021年には、東京大学が中心に開発した、歌い演じるアンドロイド「オルタ3」と人間が創る新しいオペラ、「スーパーエンジェル」世界初演など、古くからあるクラシックとは180度も違う、現代の最先端を行く新しいプロジェクトにも挑戦されています。 大野さんの音楽は、まるで相撲で力士が四つに組むように“音楽と向き合い進化と発展を続ける指揮者”ではないでしょうか。とにかく「スゴイ指揮者が宮崎に来る」んです!

日本で聴けるのは東京と宮崎だけ
そんな大野和士さんのポリシーは「音楽は、人間が人間であるために必要なもの」。大野さんが宮崎国際音楽祭への出演を希望したことは、音楽祭にとっての誇りであります。そして、大野さんの“音”を日本で聴けるのは東京と宮崎だけ。この贅沢なひと時をどうぞお聞き逃しなく!

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演奏会〔2〕 「大野和士の世界」
~日本が誇るマエストロ、音楽祭との出会い

大野和士、待望の音楽祭初登場! 宮崎国際音楽祭管弦楽団と奏でる、光と色彩の豊穣な響き
5月8日(日)開場14:00・開演15:00
アイザックスターンホール
■演奏曲
ラヴェル:「クープランの墓」
バルトーク:ピアノ協奏曲第2番 Sz.95*
ドビュッシー:管弦楽のための映像より「イベリア」
ドビュッシー:交響詩「海」 - 管弦楽のための 3 つの交響的素描 -
■出演
指揮:大野和士、ピアノ:ジャン=エフラム・バヴゼ*、宮崎国際音楽祭管弦楽団

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演奏会〔4〕 「喪失と悲哀を越えて」~大野和士が捧げるレクイエム
~日本が誇るマエストロ、音楽祭との出会い

音楽は世界を癒やす 大野和士と出演者が全身全霊で捧げる不滅の鎮魂歌
5月14日(土)開場14:00・開演15:00
アイザックスターンホール
■演奏曲
ヴェルディ:レクイエム
■出演
指揮:大野和士、ソプラノ:中村恵理、メゾソプラノ:池田香織、テノール:宮里直樹、バス:妻屋秀和、宮崎国際音楽祭管弦楽団、新国立劇場合唱団




大野さんが語る演奏会の聴きどころを、劇場のYouTubeチャンネルで公開しています。
公演の前に、ぜひご覧ください♪
劇場YouTubeチャンネル▼▼