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【公演レポート】シリーズ「ポップス・オーケストラin みやざき」 ベスト・オブ・スクリーン・ミュージック~映画音楽は時代を超える

更新日:2022年05月14日

5月7日に開催したのは、映画音楽、ミュージカル、ポピュラーミュージック等の名曲を宮崎国際音楽祭管弦楽団の演奏でお贈りするシリーズ「ポップス・オーケストラin みやざき」。今回は映画音楽をテーマにお届けしました。指揮は楽団からの信頼も厚い広上淳一さん、司会は数々の番組でキャスターを務めた三宅民夫さん、そして歌は圧倒的な歌唱力とパワフルかつ澄んだ繊細な歌声を持つMay J.さんが登場しました。



司会の三宅さんが、ナレーションを務めるNHKの「鶴瓶の家族に乾杯」にかけて「宮崎に乾杯っ!」が飛び出すと、さっそく会場は笑いに包まれました。 今回は映画音楽がテーマということで、たくさんの楽曲が演奏されました。その数はアンコールを含めるとなんと14曲!幕開けの『スターウォーズ』組曲より「メインタイトル」から始まり、『ゴッドファーザー』より「愛のテーマ」や『風と共に去りぬ』より「タラのテーマ」、そのほか、12曲からなる『サウンド・オブ・ミュージック』メドレーや『ロッキー』メドレーなど盛りだくさん!



今回は歌もありMay J.さんが『ティファニーで朝食を』より 「ムーン・リバー」、『タイタニック』より「My Heart Will Go On」、『アナと雪の女王』より「Let It Go」の3曲を披露しました。MCでMay J.さんは「両親の影響もあり映画が大好きで、レーザーディスクで観ていました。“映画のエンドソングをいつか歌いたい”と思っていたので、夢は強く願えば叶うんですね」と、『アナと雪の女王』のエンドソングを歌った思い出を語ってくださいました。



演奏は宮崎国際音楽祭管弦楽団。様々な楽曲で、ソロのハッとするような美しい主旋律や各楽器の音色、そして広上さんの生き生きとダンスを舞うような指揮は、観ているだけで元気をもらえるようでした。演奏会の終わりに広上さんは「感無量です。音楽は“愛”です。音楽祭が開催できて、演奏できた。平和な空間ですね」とご挨拶。



オーケストラで聴く壮大な映画音楽に、思わず口ずさみたくなった方も多いのではないでしょうか。終演後の感想では、「大好きな『ムーン・リバー』!。May J.さんの澄んだ歌声と演奏に、自然と涙があふれてしまいました」「『ロッキーのテーマ』に心が躍り、全身に熱い血が駆け巡りました!」「今回の全演奏のCDが欲しいです。まだ興奮が冷めません」「アンコールの『慕情』には心が洗われて、本当に本当に感動しました」「広上さんの指揮する後ろ姿を見ていると、物語が浮かんでまいりました」「帰ったら映画を観よう!」など、存分にお楽しみいただけたようです。ご来場いただきまして、ありがとうございました。(広報H)



photo:K.Miura

『スターウォーズ』組曲より「メインタイトル」
『風と共に去りぬ』より 「タラのテーマ」
『エデンの東』
『ティファニーで朝食を』より 「ムーン・リバー」(歌:May j.)
『シェルブールの雨傘』
『太陽がいっぱい』
『ロミオとジュリエット』から「愛のテーマ」
『タイタニック』より「My Heart Will Go On」(歌:May j.)
『ゴッドファーザー』より 「愛のテーマ」
『ドクトル・ジバゴ』より 「ララのテーマ」
『サウンド・オブ・ミュージック』メドレー
『アナと雪の女王』より「Let It Go」(歌:May j.)
『ロッキー』メドレー
アンコール:『慕情』

指揮:広上淳一
歌:May J.
宮崎国際音楽祭管弦楽団
司会:三宅民夫