ぷれぽ

【ぷれぽ】音楽祭2日目、ストリート演奏会の様子

更新日:2019年05月02日

 音楽祭2日目となる29日(月)、みやざき国際ストリート音楽祭が開催されました!あいにくの雨模様となりましたが、オープニングセレモニーをはじめとして、たくさんのお客様にご来場いただきました。大阪桐蔭高等学校吹奏楽部や台湾の吹奏楽団、ジャズの米国空軍太平洋音楽隊パシフィック・ショーケース、磯貝サイモンやQUEENESSなど、数多くのジャンルのアーティストが国内外から集まり、大いに盛り上がりをみせました!

 宮崎市民プラザのオルブライトホールでは、宮崎国際音楽祭のスペシャルプログラムとして、ストリート演奏会「春風に舞うリベルタンゴ」を開催しました。開場前から長蛇の列ができ、会場内は満杯に。大勢のお客様が楽しみにしていただいていたことが伺えました♪

 今回はシュトラウス2世やピアソラの名曲の数々を、チェリストの古川展生さんの解説付きでお楽しみいただきました。ピアソラの楽曲は、ピアニスト・山中惇史さんが編曲したもの。四重奏の倍となる八重奏でお届けする今回、どんな演奏になるかスタッフも期待に胸がふくらんでいました。

 

 前半は春をテーマにしたシュトラウス2世の「春の声」に始まり、ピアソラのリズミカルな「ブエノスアイレスの春」と古川さんが美しいと語る「ブエノスアイレスの冬」の対照的な2曲をお届けしました。その後の出演者紹介では古川さんが、国内外で活躍する一流演奏家の皆さんを一人一人紹介すると、客席からは驚きの声も!演奏家を見つめる視線に、より輝きが増すようでした。

 後半では、シュトラウス2世の有名な一曲「美しく青きドナウ」に、まるで人々のお話が飛び交うような一曲「トリッチトラッチポルカ」をお届けしました。そして、最後にお届けしたのはピアソラの3曲。1曲目は映画「エンリコ4世」でオーボエで演奏された「タンティ・アンニ・プリマ」、2曲目は力強いリズムが特徴的で、鮫を意味する「エスクアロ」。そしてコンサートの最後を飾ったのはピアソラの代表曲「リベルタンゴ」。弦楽八重奏で奏でられる濃密な調べに、客席からは万雷の拍手が鳴り響き、ブラボーのお声も!

 公演終了後に、4歳のお子様連れのご家族にお話を伺いました。お知り合いに勧められてお越しくださったとのこと。公演についてお母さんは「小さい子に生のクラシックを聴かせる機会があまりないので、今回こうして本物を聴けて良かったです」と、とても嬉しそうにされていました。お子さんはヴァイオリンを体験したことがあるということで、一流演奏家のヴァイオリンの演奏している様子をまじまじと見ていた様子。「いろんなところで活躍されているレベルの高い演奏家の皆さんの演奏が、無料で聴けるというのはとても貴重で、毎年宮崎にそうした機会があるというのは贅沢ですね」と話してくださいました。

 

 カルテット・アマービレが出演する500円コンサートの詳細はコチラ>http://www.mmfes.jp/2019/wp-content/themes/24th_International_Music_Festival/common/pdf/500concert.pdf

 

音楽祭HPはこちら>http://www.mmfes.jp/2019/

 

Photo:K. Miura