第6回 宮崎国際室内楽音楽祭 2001年5月2日(水)〜5月15日(火)
 演奏会の見どころ 聴きどころ
●スペシャルプログラム
ジョーゼフ・カリクシュタイン ピアノ・リサイタル

サテライト・コンサート@
ジョーゼフ・カリクシュタインのピアノを聴く。


 前回の音楽祭でアイザック・スターンやジュリアード弦楽四重奏団と共演し聴衆を魅了したジョーゼフ・カリクシュタインが、今回は、延岡市でその卓越したテクニックを披露することになりました。ソロ・リサイタルとなりますので、前回の演奏とはひと味違った彼の魅力を味わっていただけることでしょう。演奏曲目は、シューベルトの『ピアノ・ソナタ 第20番 イ長調』やJ.S.バッハ/ブラームス編曲『左手のためのシャコンヌ ニ短調』など。『左手のためのシャコンヌ』の演奏については、カリクシュタイン本人から「シャコンヌをマエストロ・スターンに捧げます。」というメッセージも届いています。
 会場は、延岡市の延岡総合文化センター。県北地域をはじめ、お近くの方はぜひお越しいただきたいと思います。
 なお、カリクシュタインは、イベントホールを会場に入場無料で一般公開される、教育プログラム「アイザック・スターンによる室内楽レッスン」で、前回の音楽祭同様スターン氏のアシスタントを務める予定になっていますので、こちらもどうぞご期待ください。

●スペシャルプログラム
カール・ライスター クラリネット・リサイタル

サテライト・コンサートA
カール・ライスターのクラリネットを聴く。


 世界的オーケストラ、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の第1クラリネット奏者を34年間も務めたカール・ライスターのリサイタルです。演奏曲目は、ガーデとシューマンの『幻想小曲集』やブラームスの『クラリネット・ソナタ 第2番 変ホ長調』ほか。ピアノは、絶えず音楽の実質に向かおうとする姿勢で、将来がますます期待されているピアニスト若林顕ですが、彼のピアノ・ソロの演奏も交えてお届けする予定です。会場は、新富町の新富町文化会館。お近くの方はぜひお越しいただきたいと思います。
 なお、ライスターは、演劇ホールを会場に、教育プログラムとして行われる「クラリネット講習会」の講師を務めることになっています。5月10日(木)のレッスンは公開される予定ですので、どうぞお見逃しなく。

●スペシャルプログラム
ダン・タイ・ソン ピアノ・リサイタル

ベトナムが生んだ世界的ピアニスト、ダン・タイ・ソン。


 ベトナムのハノイ生まれのダン・タイ・ソンは、1980年第10回ショパン国際ピアノ・コンクールでアジア出身のピアニストとして初めて優勝したピアニストです。ダン・タイ・ソンは、ショパン・コンクール優勝後、世界40カ国以上を訪れ、リサイタルや世界的オーケストラとの共演を重ねています。昨シーズンは、ウラディーミル・アシュケナージの招きでマレイ・ペライアと共にベルリンを訪れ、リサイタルとマスター・クラスに参加。CDはドイツ・グラモフォン、メロディアなど数社からリリースされています。
 今回演奏されるのは、J.S.バッハ/ブゾーニによる3つのコラールやメンデルスゾーンの無言歌集より5つの無言歌など。世界超一流ピアニストによる演奏をどうぞお楽しみに。

●ご存知ですか?

ダン・タイ・ソンは、第10回(1980年)ショパン国際ピアノ・コンクールの第1位ですが、その後、1位を獲得しているのは第11回(1985年)スタニスラフ・ブーニン(ソビエト<当時>)と昨年行われた第14回のユンディ・リー(中国)の2人。第12回(1990年)と13回(1995年)では、1位はなしで、最高位は2位でした。

●スペシャルプログラム
トップメンバーによるブラス・アンサンブル野外コンサート

南国みやざきの青空に溶け込むブラスの響き。


 音楽祭のスペシャルプログラムとしてすっかりお馴染みとなった「トップメンバーによるブラス・アンサンブル野外コンサート」。今回も、シーガイア イベントスクエア(多目的広場)を会場に盛大に開催いたします。文字どおり国内の管楽器のトップ・クラス奏者による演奏ですので、迫力満点のステージがご覧いただけます。
 入場は無料で、日曜日の午後の開催となりますので、ご家族やご友人と一緒に、ブラスの響きをゆっくりとお楽しみいただきたいと思います。


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