主な演奏者の紹介

アイザック・スターン アイザック・スターン
Isaac Sterm(Violin)

今世紀を代表するヴァイオリニスト。
1920年ロシア生まれ。生後まもなくアメリカに移住。8歳でヴァイオリンをはじめ、15歳のとき、モントゥー指揮サンフランシスコ響と共演しオーケストラ・デビュー。43年のニューヨークのカーネギーホールでのリサイタルの成功で大センセーションを巻き起こす。以後アメリカが生んだ世界最高のヴァイオリニストとして、コンサート、レコーディングに活躍している。60年には閉鎖の危機にあったカーネギーホールの存続に尽力、以後館長として30年以上にわたり同ホールの運営に携わる。
第1回から毎回、宮崎国際室内楽音楽祭のためだけに来日しており、今回で連続4度目の出演となる。第3回音楽祭からは、教育プログラム・室内楽講習会で後進の指導にも情熱を注いでいる。


エマニュエル・アックス エマニュエル・アックス
Emanuel Ax(Piano)

1949年ポーランド生まれ。一家は8歳のときポーランドを去り、61年ニューヨークに定住。ジュリアード音楽院とコロンビア大学に学び、74年アルトゥール・ルービンシュタイン国際ピアノ・コンクール優勝。夢見るような叙情性と輝くばかりのテクニックで知られ、今日世界で最も有名で高い評価を受けているアーティストの一人である。彼の目覚ましいばかりのキャリアは、数多くの名誉ある賞、あらゆる名門オーケストラとの共演、世界有数のコンサートホールでの数えきれないほどのリサイタル、そして高い成功を収めている数々のレコーディングなどで縁取られている。また音楽祭への出演も多く、アスペン、エディンバラ、モーストリー・モーツァルト、ラヴィニアそしてタングルウッド音楽祭などにも定期的に参加している。


東京クヮルテット 東京クヮルテット
Tokyo String Quartet
第1ヴァイオリン:ミハイル・コペルマン
第2ヴァイオリン:池田菊衛
ヴィオラ:磯村和英 チェロ:原田禎夫

世界最高の室内アンサンブルの1つ。その卓越した技巧と優美な演奏スタイルは常に称賛の的であり、1969年のクヮルテット結成以来、異例とも思える高い評価を受け続けている。毎年、全米、カナダ、ヨーロッパ、南米、アジア、オセアニアの各地で100を越える演奏会を行っている。使用している楽器は、「パガニーニ・クヮルテット」として知られる1セットのストラディヴァリウス(95年より日本音楽財団から賃与)である。


ディヴィッド・フィンケル&ウー・ハン ディヴィッド・フィンケル
ウー・ハン

David Finckel(cello)/Wu Han(Piano)

ディヴィッド・フィンケルは、グラミー賞を4回受賞した経験を持つ「エマーソン・クヮルテット」のチェリストとして年間100回以上の公演をこなすかたわら、ソロ・リサイタルからオーケストラとの共演、そして室内楽まで驚くほど多彩な活動を展開している。17歳のときにロストロポーヴィチに認められ、唯一のアメリカ人の弟子として師事。ウー・ハン(フィンケル夫人)は、情熱的な演奏で常に観衆を圧倒させている台湾出身のピアニストで、室内楽に顕著な貢献をしたピアニストに贈られる「アンドリュー・ウルフ賞」を受賞したほか、チョー=リャン・リンやエマーソン・クヮルテットなどの著名なアーティストたちと数多く共演している。


徳永 二男 徳永 二男
Tsugio Tokunaga(Violin)

1966年、当時日本楽壇最年少のコンサートマスターとして東京交響楽団に入団。76年NHK交響楽団のコンサートマスターに就任。その後第一コンサートマスターを経て、ソロ・コンサートマスターの重責を担い、長年NHK交響楽団の”顔”として抜群の知名度と人気を誇る。94年NHK交響楽団を退団し、ソロ・室内楽に専念している。
宮崎国際室内楽音楽祭・総合プロデューサー。


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