出演者

徳永二男

徳永 二男(指揮・ヴァイオリン)
Tsugio Tokunaga(Conductor,Violin)

徳永二男は、ソロ、室内楽などの分野において第一線で活躍するヴァイオリニスト。宮崎国際音楽祭音楽監督やJTアートホール室内楽シリーズ音楽監督を務めるなど、人気、実力ともに日本を代表する演奏家である。近年は、指揮活動にも取り組んでいる。

ヴァイオリニストの父茂および鷲見三郎氏に師事。桐朋学園にて、齋藤秀雄氏に師事。1966年、当時日本楽壇史上最年少のコンサートマスターとして東京交響楽団に入団。1968年、文化庁在外派遣研修生としてベルリンへ留学、ミシェル・シュヴァルベ氏に師事。1976年、NHK交響楽団のコンサートマスターに就任。その後首席第一コンサートマスターを経て、ソロ・コンサートマスターの重責を担い、長年NHK交響楽団の“顔”として抜群の知名度と人気を誇る。

NHK交響楽団在籍時代よりヨーロッパ、アメリカ各地から招かれ、リサイタル及び協奏曲のソリストとして活躍が目立った。とりわけ、ケルンでの現代音楽祭参加、ベルリンの日独センター柿落とし公演でのヴォルフガング・.サヴァリッシュ氏との室内楽コンサート、ニューヨークのカーネギーホールでの室内楽コンサートツアーは、それぞれ絶賛を博した。

1994年にNHK交響楽団を退団し、ソロ、室内楽に専念。1995年からJTアートホール室内楽シリーズの音楽監督を、1996年からは宮崎国際音楽祭の総合プロデューサーを経て2011年からは音楽監督を務めるなど、日本の室内楽の分野における中心的立場を確固たるものとしている。さらに鎌倉芸術館ゾリステンも主宰し、年に2回の定期公演も行っている。

ソリストとしては、これまでモントリオール交響楽団やイギリス室内管弦楽団など、国内外の著名オーケストラからたびたび招かれている。また、数多くのリサイタルを行い、親しみやすいトークを交えた演奏会も、各方面から好評を博している。特に、2008年からは「徳永二男の挑戦」と題し、10年間毎年1回ずつのリサイタル・シリーズに取り組み、大きな話題となっている。

最近は、指揮活動もスタートさせており、すでに東京フィル、広島交響楽団、宮崎国際音楽祭管弦楽団を指揮して好評を博す。2011年からは、せたがやシンフォニエッタの指揮者にも就任。

CDは、ピアニスト・伊藤恵と共演したブラームスのヴァイオリン・ソナタのほか、音楽生活35年の集大成となるベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全曲集や、パガニーニのカプリースなどがフォンテックからリリースされている。

桐朋学園大学特任教授、洗足学園大学客員教授。

ピンカス・ズーカーマン

ピンカス・ズーカーマン(指揮・ヴァイオリン)
Pinchas Zukerman (Conductor,Violin)

ピンカス・ズーカーマンは、40年の長きにわたり世界の音楽界で不動の地位を築いている。その驚くべきテクニック、そしてゆるぎない芸術的水準は聴衆、そして批評家から驚嘆の声をもって迎えられている。また献身的ともいえる教育活動は高い評価を得ており、そのカリスマと情熱で数々の若手演奏家に霊感を与え続けてきた。その活動の成果はロンドン、ニューヨーク、中国、イスラエル、そしてオタワでの先進的な教育プログラムに結実している。ズーカーマンの名はヴァイオリニスト、ヴィオリスト、指揮者、教育者、そして室内楽奏者として等しく尊敬を集めている。

2013-14シーズンは北米、ヨーロッパ、アジア、オーストラリアなど世界各地で100以上の公演が予定されている。音楽監督として15シーズン目を迎えるオタワのナショナル・アーツ・センター・オーケストラとは中国ツアーが予定されている。首席客演指揮者として5シーズン目を迎えるロンドンのロイヤル・フィルハーモニー管とは、スペイン、ロシア、イギリス、そしてアメリカ各地で公演を行う。このほかウィーン・フィル、ボストン響、ブタペスト祝祭管、カメラータ・ザルツブルク、イスラエル・フィルハ、ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管、シドニー響、アデレード響、ウエスト・オーストラリア響への客演が予定されている。また北米ではイェフィム・ブロンフマンとリサイタル・ツアーを行い、ズーカーマン・チェンバー・プレイヤーズとしてラヴィニア、ヴェルビエの各音楽祭に客演するほか、3度目となる南米ツアーが予定されている。

近年は指揮者としての活動も本格的に行い、数々の世界トップクラスのアンサンブルを指揮、ヴァラエティに富むレパートリーを演奏している。献身的で革新的な教育者であるズーカーマンは、マンハッタン音楽学校でピンカス・ズーカーマン・パフォーマンス・プログラムを立ち上げ、芸術界で初めて通信教育技術を取り入れている。カナダではオーケストラ演奏を学ぶためのナショナル・アーツ・センター・インスティテュートと若手演奏家、指揮者、作曲家のための夏季音楽インスティテュートを設立した。

1948年テルアビブ生まれ。1962年にアメリカに渡り、ジュリアード音楽院でイヴァン・ガラミアンに師事。これまでに芸術メダル、アイザック・スターン賞を受賞、また器楽奏者としては初めてロレックス・メンター・アンド・プロテジェ・アーツ・イニシアティブのメンターも務めた。ディスコグラフィーは100以上にのぼり、21回グラミー賞にノミネートされ、2度グラミー賞を受賞している。

“ある人々にとっては若さとは常に共にあるものだ・・・ズーカーマンはまるで永遠の若きヴィルトゥオーゾのようだ。豊かな表現に溢れ、機知に富み、常に音楽的、技術は完ぺき、何でもないかのように弾いてしまう。彼の演奏に接する事は喜びだ。”
(ロサンゼルス・タイムズ)

ジュリアン・ラクリン

ジュリアン・ラクリン(指揮・ヴァイオリン)
Julian Rachlin(Conductor,Violin)

ジュリアン・ラクリンは、その卓越した豊かな響きと優れた音楽性、そして傑出した演奏で世界中の聴衆を魅了している。ヴィオラ奏者としても賞賛を博しているほか、近年では指揮者としても高い評価を得ており、音楽家としてさらに幅広い活動を展開している。

最近の活動のハイライトとして、シナイスキー指揮/フランス国立管弦楽団、メータ指揮/イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団、ボレイコ指揮/ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、ゲルギエフ指揮/マリンスキー劇場管弦楽団、マゼール指揮/ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団との共演や、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、クレメラータ・バルティカ、ルツェルン交響楽団の弾き振りなどが挙げられる。またワルシャワ・ゲットー蜂起70周年を記念した公演でイスラエル・フィルハーモニー管弦楽団と共演したのち、2013年5月にはテルアビブで新装オープンしたヘーハール・ホールの記念コンサートに出演、この公演では同オーケストラの指揮も行った。

北米ではギルバート指揮/ボストン交響楽団、ウェルザー=メスト指揮/クリーヴランド管弦楽団、デュトワ指揮/フィラデルフィア管弦楽団、スラトキン指揮/デトロイト交響楽団などと共演。2013‐14シーズンはイスラエル・フィルハーモニー管弦楽団と共にニューヨークとロサンゼルスで演奏をするほか、トロント交響楽団とのカナダ・デビューが予定されている。このほかこれまでにニューヨーク、ロサンゼルス、ワシントン、シカゴ、ピッツバーグ、サンフランシスコ、バルティモア、アトランタ、ダラス、シアトル等の主要オーケストラと共演している。

2013年7月には東京・サントリーホールで読売日本交響楽団と共演。今後アジアでは台湾国立交響楽団と宮崎国際音楽祭管弦楽団の弾き振りが予定されている。アジアではこれまでにNHK交響楽団、マレーシア・フィルハーモニー管弦楽団、東京都交響楽団、香港フィルハーモニー管弦楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団等と共演している。

2012年にはウィーン楽友協会でペンデレツキの二重協奏曲をジャニーヌ・ヤンセン、ヤンソンス指揮/バイエルン放送交響楽団と世界初演した。この協奏曲はウィーン楽友協会の委嘱により作曲され、ラクリンに捧げられている。

ピアノのイタマール・ゴランとは数々のリサイタルを行っており、最近ではブラームスのソナタ(ヴァイオリンおよびヴィオラ)全曲演奏会をニューヨークの92nd Street、アムステルダムのコンセルトヘボウ、ウィーン楽友協会大ホールで行った。

録音はこれまでにソニー・クラシカル、ワーナー・クラシックス、ドイツ・グラモフォンからリリースされており、いずれも高い評価を得ている。

アマンダ・フォーサイス

アマンダ・フォーサイス
Amand Forsyth(Cello)

アマンダ・フォーサイスはその優れた演奏とテクニックで国際的なソリスト、室内楽奏者、そしてオタワ・ナショナル・アーツ・センター・オーケストラの主席チェリストと多岐にわたる活動を行っており、批評家から熱狂的な評価を得ている。

その豊かでいきいきとした力強い響きは高く評価されており、暖かく、抒情的で表現力豊かな演奏家として確固とした地位を築いている。その完璧なテクニックとコントロールで、すべての活動において卓越した演奏家とみなされている。

2014年1月にはロイヤル・フィルハーモニー管の全8公演におよぶアメリカ・ツアーにソリストとして参加するほか、同年3月にはイスラエル・フィルとの共演でカーネギー・ホールにデビューする事が決定している。またフランス放送響、リスボン・グルベンキアン管、イングリッシュ・チェンバー・オーケストラ、バンクーバー、カルガリー、モントリオールの主要オーケストラとはたびたび共演しており、なかでもイングリッシュ・チェンバー・オーケストラとは2011年夏に地中海の島々を巡るツアーを行った。ロシアでは2009年にモスクワ音楽院ホールにデビューし、2011年にはモスクワ・ヴィルトゥオージとモスクワ、サンクトペテルブルクで共演、2012年、13年にはサンクトペテルブルクでゲルギエフ指揮、マリンスキー劇場管との共演を果たした。

1年のサバティカルを経て、2013‐14シーズンよりオタワ・ナショナル・アーツ・センター・オーケストラの首席チェリストに復帰した。14年3月には同オーケストラでソリストとして亡き父、マルコルム・フォーサイスの二重協奏曲を演奏する事が予定されている。なおフォーサイスは父のチェロ協奏曲≪Elektra Rising≫の録音で1997年にジュノー賞を受賞している。録音としてこのほかにソニー・クラシカル、ナクソス、アルタラ、ファンファーレ、マルキス、プロアルテ、CBCからCDをリリースしている。

ズーカーマン・チェンバープレイヤーズの創立メンバーとしても世界各地で精力的に活動を行っており、同アンサンブル設立以来これまでに世界各地で100以上の公演を行っている。2013年の夏にはラヴィニア、タングルウッド、ヴェルビエ、エジンバラ等の音楽祭に参加した。また13年末にはソリストしてオーストラリアでシドニー響、ウエスト・オーストラリア響、アデレード響と共演している。

南アフリカ生れ。幼少時にカナダに移住し3歳でチェロを始める。ロンドンとニューヨークで研鑽を積んだ。トロント響に2シーズン在籍したのち、カルガリー・フィルハーモニー管の首席チェリストに史上最年少で就任。1998年にオタワ・ナショナル・アーツ・センター・オーケストラの首席チェリストに就任した。

使用楽器は1699年製のCarlo Giuseppe Testoreである。

アンジェラ・チェン

アンジェラ・チェン(ピアノ)
Angela Cheng (Piano)

カナダ人ピアニスト、アンジェラ・チェンはその輝かしいテクニック、美しい音色、優れた音楽性で常に高い評価を得ている。カナダの主要オーケストラのみならず、これまでにアラバマ交響楽団、バッファローフィルハーモニー管弦楽団、コロラド交響楽団、ヒューストン交響楽団、インディアナポリス交響楽団、ジャクソンビル交響楽団、ルイジアナフィルハーモニー管弦楽団、セントルイス交響楽団、サンディエゴ交響楽団、シラキュース交響楽団、ユタ交響楽団、イスラエル・フィル等と共演している。 2012年にはエドモントン交響楽団との共演でカーネギー・ホールに、またズーカーマンのリサイタルでザルツブルク音楽祭にそれぞれデビューした。今後はオタワのナショナル・アーツ・センター・オーケストラ、シンフォニア・トロント、バンクーバー交響楽団、ウィニペグ交響楽団との共演が予定されている。

ピンカス・ズーカーマンの招きにより2009年にズーカーマン・チェンバー・プレイヤーズのメンバーとして中国およびヨーロッパ・ツアーに参加。次いで2010年春にもアメリカ・ツアーに参加し、ワシントンD.C.のケネディー・センター、ニューヨークの92nd Street Y等に出演した。その後も同アンサンブルのメンバーとしてウィーン楽友協会、アムステルダムのコンセルトヘボウ等の著名ホールやシュレスビヒ・ホルシュタイン、ザルツブルク、ラヴィニア等の音楽祭を含むヨーロッパ、アジア、南米でのツアーに参加している。

米国各地およびカナダで精力的にリサイタルを行うほか、タカーチ弦楽四重奏団、コロラド弦楽四重奏団、フォーグラー弦楽四重奏団などといった数々の室内アンサンブルとの共演も行っている。これまでにシャトークア、コロラド、ヒューストン、バンクーバー、ケベックのラノディエール、コロンビアのカルタヘナ等の音楽祭に出演している。

チェンのデビューCDとなったマリオ・ベルナルディ指揮/CBCバンクーバー管弦楽団とのモーツァルト:ピアノ協奏曲集は批評家から熱狂的な評を得た。このほかジョアン・ファレッタ指揮/ウォーメンズ・フィルハーモニック・フォー・コッホ・インターナショナルとのクララ・シューマン:ピアノ協奏曲イ短調、CBCレコードよりリリースされたハンス・グラーフ指揮/カルガリー・フィルハーモニー管弦楽団との4つのスペイン風協奏曲、マリオ・ベルナルディ指揮/CBC放送管弦楽団とのショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲集、クララおよびロベルト・シューマンのピアノ作品集等のCDがある。最新盤はユニバーサル・ミュージック・カナダよりリリースされたショパンピアノ作品集である。

アルトゥール・ルービンシュタイン国際ピアノ・コンクールで優勝したほか、モントリオール国際ピアノ・コンクールではカナダ人として初の優勝を果たした。カナダ芸術評議会より奨学金を与えられたほか、ザルツブルクのモーツァルテウムよりその優れたモーツァルト解釈により優秀メダルを授与されている。

公式ホームページ : http://www.pianistangelacheng.com.

「チェンは超絶技巧が音楽表現の本質となりうる事を証明した…彼女の演奏は素晴らしく、魅力的だった」

マリア・フィセリエ

マリア・フィセリエ(メゾソプラノ)
Maria Fiselier (Mezo-Soprano)

1988年生まれのドイツ人メゾ・ソプラノ、マリア・フィセリエは2011年にオランダ、デン・ハーグ王立音楽院を卒業し、2013年まで同音楽院の修士課程に在籍、現在ナショナル・オペラ・スタジオ(ロンドン)のメンバーを務めている。

サーシャ・ハンネゴのもとで声楽を学び、これまでにジョン・フィッシャー、ブラインドリー・シャラット、 ルドルフ・ヤンセン、ジョイス・ディドナートらのマスタークラスに参加。オランダ、アムステルダムの運河祭コンクールにて聴衆賞を受賞したほか、2012年のスヘルトーヘンボス国際声楽コンクールではヤング・タレント・アワードほか6つの賞を受賞した。

若手ながら既に数多くの舞台やコンサートの経験を持ち、デュリフレのレクイエム、ヴィヴァルディのグローリア、ロッシーニの小荘厳ミサ曲、オネゲルのダビデ王、J.S.バッハのクリスマス・オラトリオやマタイ受難曲といった数々のオラトリオ作品をレパートリーにしている。

オペラではこれまでにオペラ・ホーランド・パークでの『蝶々夫人』のスズキや『コジ・ファン・トゥッテ』のドラベッラ、マルティン・ジークハルト指揮/アーネム・フィルハーモニー管弦楽団による『メリー・ウィドウ』などに出演。またオルドバラ音楽祭ではブリテンの『アルバート・へリング』にナンシー役で出演し、フェリシティ・ロットと共演した。ネザーランド・オペラでは『カルメン』のメルセデスを歌い、同役でオランダ・ハーグのフェスティバル・クラシックにも出演、ハーグ・レジデンティ管弦楽団と共演した。

今後はオペラ・ホーランド・パークでのヴォルフ=フェラーリ『マドンナの宝石』のセレーナ、ケント・ナガノ指揮/アンサンブル・モデルンによるバーンスタイン『静かな場所』のスージー、ベルギー王立モネ劇場でのR.シュトラウス『ダフネ』の第2の侍女などが予定されている。

野平一郎

野平一郎(ピアノ)
Ichiro Nodaira (Piano)

1953年生まれ。東京藝術大学、同大学院修士課程作曲科を修了後、フランス政府給費留学生としてパリ国立高等音楽院に学ぶ。作曲、ピアノ、指揮、プロデュース、教育などの多方面にわたる活動を行う。

ピアニストとしては内外のオーケストラにソリストとして出演する一方、多くの内外の名手たちと共演し、室内楽奏者としても活躍。古典から現代までレパートリーは幅広い。マヌリやベンジャミン、松平頼則の作品を世界初演、またリゲティ、武満徹作品の他の日本初演を行う。また東京シンフォニエッタの初代代表を務めた。

80曲以上に及ぶ作品の中にはフランス文化省、アンサンブル・コンタンポラン、IRCAM,ベルリンドイツ交響楽団、国立劇場その他からの委嘱作品がある。2002年に東京でエレキギター協奏曲「炎の弦」をステーヴ・ヴァイのソロで、また2005年にはドイツでオペラ「マドルガーダ」をケント・ナガノ指揮で、2006年には東京でチェロとオーケストラのための「響きの連鎖」を初演。2012年6月パリでサクソフォンとコンピューターの作品を世界初演。

第13回中島健蔵音楽賞(1995)、第44回尾高賞、芸術選奨文部大臣新人賞、第11回京都音楽賞実践部門賞(1996)、第35回サントリー音楽賞(2004)、第55回芸術選奨文部科学大臣賞(2005)、紫綬褒章を受章(2012)。現在静岡音楽館AOI芸術監督、東京藝術大学作曲科教授。

波多野睦美

波多野睦美(メゾソプラノ)
Mutsumi Hatano(Mezzo-Soprano)

英国ロンドンのトリニティ音楽大学声楽専攻科を修了。

シェイクスピア時代のイギリスのリュートソングでデビュー。バッハ、ヘンデルなどの宗教作品、オラトリオのソリストを含め、国内外で多くのコンサート、音楽祭に出演し、鋭敏な言語感覚、魅力的な人物像の表現と心安らげる声で聴く人に深い印象を刻む。

近年は日本、フランス、英国の近現代歌曲にも積極的に取り組み、間宮芳生作品の世界初演、サイトウキネン武満徹メモリアルコンサート、水戸芸術館での「高橋悠治の肖像」他に出演。NHK「ニューイヤーオペラコンサート」「名曲アルバム」「BSクラシック倶楽部」「題名のない音楽会」等の放送にも出演。オペラではモンテヴェルディ「ポッペアの戴冠」のオッターヴィア、パーセル「ダイドーとエネアス」のダイドー、モーツァルト「イドメネオ」のイダマンテ役など、卓越した表現力と存在感で注目される。

CD作品も多く、「ダウランド歌曲集 優しい森よ」「パーセル歌曲集 ソリチュード」など古楽器との共演による数多くのCDで高い評価を受ける。高橋悠治との共演の「ゆめのよる」「猫の歌」を発表。最新作は「朝のコンサート」。音楽雑誌『アルテス』にエッセイ「うたうからだ」を連載。現在、BS-TBSの紀行番組「LIFE〜世界と踊る」でナレーションを担当している。

ブログ:http://sonnethm.exblog.jp/

広上淳一

広上淳一(指揮)
Junichi Hirokami(Conductor)

東京生まれ。東京音楽大学指揮科に学ぶ。1984年、26歳で「第1回キリル・コンドラシン国際青年指揮者コンクール」に優勝。以来、フランス国立管、ベルリン放響、ロンドン響、ウィーン響などメジャー・オーケストラへの客演を展開。

91~95年ノールショピング交響楽団、98~2000年リンブルク交響楽団の各首席指揮者を、97~2001年 ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団首席客演指揮者を歴任。近年では、ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ響、サンクトペテルブルク・フィルハーモニー響、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管等へ客演。

07年夏にはサイトウ・キネン・フェスティバル松本、08年には水戸室内管弦楽団の指揮台にたち、モーツァルト、べートーヴェンほかのプログラムでともに絶賛を博した。

オペラ指揮の分野でも89、90年のシドニー歌劇場におけるヴェルディの《仮面舞踏会》や《リゴレット》が高く評価されたのをはじめ、近年では藤原歌劇団《椿姫》、日生劇場《フィガロの結婚》、新国立劇場《椿姫》、《アイーダ》等が記憶に新しい。

現在、京都市交響楽団常任指揮者、2014年4月よりミュージックアドヴァイザーも兼務。東京音楽大学指揮科教授。

福井敬

福井敬(テノール)
FUKUI,Kei(Tenor)

国立音楽大学声楽科卒業、同大学院修了。二期会オペラスタジオ修了。修了時に川崎靜子賞受賞。文化庁オペラ研修所修了。90・94年文化庁派遣芸術家在外研修員等によりイタリアに留学。第20回イタリア声楽コンコルソでミラノ大賞(第1位)、第20回ジロー・オペラ賞新人賞、第4回五島記念文化賞オペラ新人賞、第44回芸術選奨文部大臣賞新人賞、第25回ジロー・オペラ賞、第9回出光音楽賞、第33回エクソンモービル音楽賞洋楽部門本賞。

92年二期会創立40周年記念『ラ・ボエーム』ロドルフォ役の鮮烈デビュー以来、数々のオペラ作品に主演し第一線の活躍を続け、わが国を代表するトップ・テナーとなった。他者の追随を許さない輝かしい声、幅広い表現かつ情感溢れる演技で、聴衆を魅了している。

これまで、新国立劇場では開場記念『ローエングリン』タイトル・ロール、『トスカ』カヴァラドッシ、『罪と罰』(初演)ロージャ等、びわ湖ホールでは『ドン・カルロ』(イタリア語5幕版日本初演)タイトル・ロール、『エルナーニ』『群盗』『十字軍のロンバルディア人』、Bunkamura『マダム・バタフライ』ピンカートン、最高の当たり役『トゥーランドット』カラフ等、大役を次々と演じ、02年ベルギー王立モネ劇場・二期会『ニュルンベルクのマイスタージンガー』騎士ヴァルター、03年二期会『カルメン』ドン・ホセ、日生・二期会『ルル』(3幕版日本初演)アルヴァ、愛知万博開催記念『白鳥』(初演)。

04年二期会『エジプトのヘレナ』(日本初演)メネラス。05年びわ湖ホール『スティッフェリオ』(日本初演)、06年同『海賊』(同)、二期会『ラ・ボエーム』『蝶々夫人』。07年二期会『ダフネ』(日本初演)アポロ役では圧倒的な存在感を見せつけ、全国紙で最大の賛辞を得た。2007年には東京二期会『仮面舞踏会』リッカルドで絶賛を浴び、びわ湖ホール『こびと~王女様の誕生日~』、08年2月新国立劇場『黒船』に出演等、確実に実績を積み上げ、08年9月には札幌交響楽団によるブリテン「ピーター・グライムズ」に主演し絶賛を浴びた。

また、09年3月舞台芸術共同制作公演『トゥーランドット』(びわ湖ホール&神奈川県民ホール)カラフでも絶賛され、6月、新国立劇場『修禅寺物語』源左金吾頼家に出演し好評を博すなど、さらなる躍進を続けている。2010年2月、満を持して取り組んだ東京二期会『オテロ』(ロベルト・リッツィ・ブリニョーリ指揮・都響/白井 晃新演出)タイトル・ロールでは豊かな声量に加え、深い苦悩の表現で客席を魅了。

2010年7月『ファウストの劫罰』、11年3月『アイーダ』(びわ湖ホール)ラダメス、同年7月、東京二期会『トゥーランドット』カラフ等、常に絶賛を浴びている。2012年3月、アメリカ・サンディエゴ歌劇場との提携公演・東京二期会共同制作にて、ワーグナー『タンホイザー』(びわ湖ホール・神奈川県民ホール共同制作)、同9月、東京二期会『パルジファル』のタイトル・ロールで絶賛を浴び、2013年3月イタリア・ボローニャ歌劇場との提携公演『椿姫』アルフレードでも非常に高い評価を得た。2013年7-8月、東京二期会『ホフマン物語』主演に続き、同9月東京二期会『ワルキューレ』(神奈川県民ホール・びわ湖ホール共同制作)ジークムントと話題の公演への主演が続く。また2014年2月には東京二期会『ドン・カルロ』フランクフルト歌劇場との提携公演にもカルロ役で主演。本年10月びわ湖ホール『リゴレット』に出演予定。

ベートーヴェン「第九」やマーラー、宗教曲のソリストとしてもN響をはじめ国内主要オーケストラから引く手数多の活躍を続け、ダイナミックで完成度の高い演奏は、多くの国際的指揮者たちから賞賛を得ている。福井敬&ヴィンチェンツォ・スカレーラ デュオ・コンサートやリサイタルでもいっそうの充実の歌唱が際立つ名歌手。CD「君を愛す」(ディスククラシカ)、松本隆プロデュース「美しき水車小屋の娘」(avex io)。

アジアの歌姫alanとのコラボレーションアルバム「愛は力」(avex)も好評を博し、品切れとなっていた「美しき水車小屋の娘」は11年(ディスククラシカ)より、数量限定で再販となった。2011年2月、「悲しくなったときは/福井 敬 日本を歌う。」(ディスククラシカ)をリリース。

国立音楽大学教授。二期会会員

福井敬HP : 福井敬.net

中嶋彰子

中嶋彰子(ソプラノ)
Akiko Nakajima(Soprano)

北海道生まれ。15歳で渡豪、シドニー・コンセルヴァトリウム卒業。1990年全豪オペラ・コンクール優勝。同年、シドニーとメルボルン、両オペラハウスと契約を交わし、『皇帝ティートの慈悲』のセルヴィリアでデビュー。92年サン・カルロ劇場『ラ・ボエーム』のムゼッタ役でヨーロッパ・デビュー。同年、インスブルック国際バロック音楽祭でヘンデル『アルチーナ』のタイトルロールを歌い、ヨーロッパ国際放送連合より92年度最優秀賞を受賞。以後活動拠点をヨーロッパに移し、インスブルック・チロル歌劇場、ダルムシュタット・オペラと専属契約。イタリア・ベルカント・オペラのみならず、モーツァルトから現代作品まで幅広いレパートリーの数々の主役を務めている。

これまでにスイス、イタリア、オランダ、デンマーク、フランス、スウェーデン、オーストラリアの劇場に活躍の場を広げ、特に96年シドニー・オペラハウスでの映画監督バズ・ラーマン演出による『ラ・ボエーム』の魅惑的なムゼッタは、高い評価を得て注目を集めた。99年にはダルムシュタット・オペラ『ルチア』でのセンセーショナルなルチア役により、ドイツ有数のオペラ誌「オペルンベルト」の年間最優秀新人賞にノミネートされた。同年ウィーン・フォルクスオーパーの専属歌手となり、劇場のトップスターとして活躍。『椿姫』、『魔笛』などで卓越した歌唱と演技力、自由で華やかな存在感で圧倒的な人気を獲得。07年ハンブルク州立歌劇場デビュー、同年末にはサンディエゴ交響楽団との共演でアメリカ・デビューも果たした。08年にはシュタイヤー音楽祭で『蝶々夫人』のタイトルロール・デビューを行い、 最近は2009年ウィーン国立音大で上演されたクリストファー・エーレンフェルナー作曲、室内オペラ「マエ・モーナ」に続き、2011年東京文化会館で上演された笠松泰洋作曲、モノオペラ「人魚姫」、2014年東京新国立劇場などで行われた千住明の新作オペラ「滝の白糸」と現代オペラの大役にも意欲的に参加している。 その成熟したリリコ・ソプラノによる伸びやかな表現は「可憐で誇張のない演技」、「圧倒的な声量でプッチーニの15歳の芸者を完璧に演じた」など現地の批評家からも高い評価を得た。09年にはメータ指揮フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団とのマーラー:交響曲第2番、小澤征爾指揮水戸室内管弦楽団とのメンデルスゾーン『夏の夜の夢』、シャルル・デュトワ指揮宮崎国際音楽祭管弦楽団とのワイル『7つの大罪』に出演するなど更に活躍の場を広げている。

これまでにL.マゼール、H.ブロムシュテット、C.ミョンフン、A.プレヴィン、大野和士、広上淳一、沼尻竜典ら名指揮者のもと各国のオーケストラと共演。また数々の国際音楽祭に出演している。

99年シャルル・デュトワ指揮NHK交響楽団のフォーレ『レクイエム』で日本デビュー。02年『ウェルテル』ソフィー役で新国立劇場にデビュー以後、新国立劇場『フィガロの結婚』、びわ湖ホールプロデュースオペラ『ラ・ボエーム』などに出演、絶賛されている。東京・JTホールでのプロデュース公演を手掛けるほか、2012年12月には、自ら長年温めてきた日本の能とのコレボレーションによる企画、夢幻能「月に憑かれたピエロ」で演出とピエロ役を務め、金沢、高岡、東京での公演を実現させた。

第14回出光音楽賞受賞。ウィーン工科大学建築設計学部非常勤講師。12年11月よりウィーン・モーツァルトハウス アーティスティック・アドバイザー。

三原 剛

三原 剛(バリトン)
Tsuyoshi Mihara(Bariton)

大阪芸術大学卒業。

1991年第22回日伊声楽コンコルソ金賞受賞。1992年第61回日本音楽コンクール第1位、同時に増沢賞、福沢賞、木下賞、松下賞を受賞。翌93年には、第4回五島記念文化賞オペラ新人賞を受賞し、後に五島記念文化財団奨学生としてドイツのケルンに留学する。以後、国内外においてリサイタル活動やオペラ、オーケストラとの共演など、意欲的な活動を展開。2006年ヘンツェのオペラ「午後の曳航」で、ザルツブルク音楽祭、フィルハーモニー(ベルリン)、オーディトリウム(トリノ)に出演するなど目覚しい活躍が続いている。

バッハ、ヘンデルなど、バロック期の宗教音楽を中心に、古典派、ロマン派、近代・現代作品へと着実にそのレパートリーを拡げている。

他に、第9回新・波の会日本歌曲コンクール第1位及び四家文子特別賞、第7回グローバル東敦子賞、平成17年度大阪文化祭賞などを受賞。

大阪芸術大学演奏学科教授。

三浦文彰

三浦文彰(ヴァイオリン)
Fumiaki Miura(Violin)

2009年世界最難関とも言われるハノーファー国際コンクールにおいて、史上最年少の16歳で優勝。国際的に大きな話題となった。現在、最も将来が嘱望されるヴァイオリニストである。
東京都出身。3歳よりヴァイオリンを始め安田廣務氏に、6歳から徳永二男氏に師事。
2006年4月、ユーディ・メニューイン国際ヴァイオリンコンクール・ジュニア部門第2位。2009年10月、ハノーファー国際コンクールにてこれまでの史上最年少で優勝。同時に、聴衆賞、音楽評論家賞も受賞。
これまで、宮崎国際音楽祭、シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭、メニューイン・フェスティバルなどに参加。ハンブルク北ドイツ放送響、ウィーン室内管、ニュルンベルク響、ユタ響などと共演するなど国際的な活動を展開している。
2012年には、プラハ・フィルとの日本ツアーを成功裡に終え、2013年4月にはシュトゥットガルト放送響との東京公演を行った。
2013年は、ペンデレツキ80歳記念演奏会にてペンデレツキ作曲の二重協奏曲をジリアン・ラクリンとともに演奏。ほかオレゴン響、ブラジル響、ハンブルク北ドイツ放送響、ミルウォーキー響と共演。2014年は、ルーブルでのリサイタル、ローザンヌ室内管、モントリオール室内管との共演も予定している。

現在、ウィーン私立音楽大学に入学、パヴェル・ヴェルニコフ、ジュリアン・ラクリン氏のもとで研鑽を積んでいる。2009年度第20回出光音楽賞受賞。2011年5月にはCDデビューも果たした。

使用楽器は、NPO法人イエロー・エンジェルより貸与されたJ.B.Guadagnini (1748製) である。

宮崎国際音楽祭管弦楽団

ヴァイオリン

会田 莉凡、荒井 章乃、石亀 協子、礒 絵里子、上野 真理、宇根 京子、漆原 朝子、漆原 啓子
枝並 千花、扇谷 泰朋、川田 知子、小寺 麻由、小林 美樹、小森谷 巧
佐份利 恭子、鈴木 加寿美、髙橋 和貴、坪井 夏美、徳永 希和子、徳永 二男
中島 麻、藤江 扶紀、松浦 奈々、松本 蘭、三浦 章宏、水谷 晃、村上 祥子
横島 礼理、和久井 映見

ヴィオラ

安藤 裕子、安保 恵麻、大野 かおる、川﨑 和憲、川崎 雅夫、篠﨑 友美、鈴木 康浩
須田 祥子、田原 綾子、中 恵菜、百武 由紀、横溝 耕一

チェロ

荒 庸子、上村 文乃、上村 昇、富岡 廉太郎
原田 禎夫、古川 展生、水野 由紀、山本 裕康

コントラバス

赤池 光治、片岡 夢児、金城 智里、小室 昌広、佐野 央子、永島 義男

フルート

高木 綾子、齋藤 真由美、齋藤 光晴

オーボエ

古部 賢一、最上 峰行、茂木 大輔、浦 丈彦、池田 昭子

クラリネット

三界 秀実、澤村 康恵、濱崎 由紀

ファゴット

吉田 將、岡本 正之、佐藤 由起、依田 晃宣、蓜島 亮

ホルン

松﨑 裕、下田 太郎、丸茂 新、山本 真、齋藤 善彦

トランペット

高橋 敦、中山 隆祟

トロンボーン

小田桐 寛之、秋山 鴻市、池上 亘、古荘 恭英、菅 貴登

テューバ

荻野 晋

パーカッション

百瀬 和紀、関 修一郎、塚越 慎子、河野 玲子、目黒 一則、山下 雅雄

ハープ

津野田 圭

県内の出演者

合唱

宮崎県合唱連盟による有志

管弦楽

宮崎国際音楽祭ジュニア・オーケストラ
(宮崎ジュニア・オーケストラと延岡ジュニアフィルハーモニーの混成オーケストラ)

その他の出演者

パーカッション

五十嵐 洋平、平松 浩一郎、初鹿野 翔、長谷川 雄基

ピアノ

浅井 道子、淡路 七穂子、梅村 祐子、梅村 百合、小森谷 裕子、林 絵里

バンドネオン

京谷 弘司

コントラバス

田辺 和弘

ダンス

Chizuko&Hugo

MC

朝岡 聡

合唱指揮

浅井 隆仁

地元共演者

宮崎日本大学中学校・高等学校 吹奏楽部