1.期間 |
2020年4月29日(水・祝)~5月17日(日)の19日間
※第13回ミュージック・アカデミーinみやざき2020
2020年3月14日(土)~22日(日)の9日間 |
2.会場 |
メディキット県民文化センター(宮崎県立芸術劇場) ほか |
3.主催・共催 |
主催:宮崎県、公益財団法人宮崎県立芸術劇場
共催:宮崎県教育委員会 |
4.運営体制 |
(1)総監督:佐藤寿美
(2)音楽監督:徳永二男(ヴァイオリニスト)
(3)事務局:公益財団法人宮崎県立芸術劇場 |
5.出演者 |
徳永二男、ピンカス・ズーカーマン、チョン・キョンファ
ライナー・キュッヒル、三浦文彰(ヴァイオリン)
アマンダ・フォーサイス、ジャン・ワン、ヨンソン(チェロ)
ケヴィン・ケナー、ステファン・シュトロイスニック、野平一郎、仲道郁代(ピアノ)
下野竜也、広上淳一、マイケル・スターン(指揮)
トリーネ・ムラ、中村恵理、鷲尾麻衣(ソプラノ)
福井敬(テノール)、伊藤純(バス)
石田ひかり(司会・朗読)、松本明子(聞き手)、池上彰(トークゲスト)
宮崎国際音楽祭管弦楽団(管弦楽)、宮崎国際音楽祭合唱団(合唱)
宮崎国際音楽祭ジュニアオーケストラ(管弦楽)
宮崎県合唱連盟(合唱)、宮崎県吹奏楽連盟(吹奏楽)
宮崎国際音楽祭合唱団(合唱)
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6.公演数 |
メインプログラム 5公演
スペシャルプログラム 6公演(※500円コンサートの日を1公演として)
サテライト公演 2公演(門川、西都)
子どものための音楽会 2公演
新星たちのコンサート 1公演…計16公演
ミュージック・アカデミー・ファイナルコンサート(期間外) 1公演 … 計17公演
関連コンサート・イベント … 3公演
(みやざき国際ストリート音楽祭2020、もう一つの小さな音楽会、徳永二男 ヴァイオリンふれあいコンサート) |
7.概要 |
- 演奏会〔1〕エクスペリメンタル・コンサート
生誕250年「ベートーヴェンは生きている!?」(室内楽)
- ☆ 現代に甦る、ベートーヴェンの詩情とパッションへの試み
- 野平一郎、仲井朋子、桐朋学園オーケストラ ほか
- 演奏会〔2〕25周年記念「アイザック・スターン メモリアル・コンサート」(オーケストラ)
- ☆ 四半世紀を迎える音楽祭を、生誕100年を迎えるスターンの想い出と共に振り返る
愛息マイケル、愛弟子ズーカーマンを中心に宮崎ゆかりの出演者たちが織りなす夢の饗演
- ピンカス・ズーカーマン、三浦文彰、アマンダ・フォーサイス、ジャン・ワン、マイケル・スターン、宮崎国際音楽祭管弦楽団
- 演奏会〔3〕 「レジェンドの響き」チョン・キョンファ至高のアンサンブル(室内楽)
- ☆ 現代ヴァイオリン界の女王が贈る随一の室内楽
- チョン・キョンファ、ジャン・ワン、ケヴィン・ケナー
- 演奏会〔4〕「レジェンドの情熱空間」チョン・キョンファとオーケストラ(オーケストラ)
- ☆ キョンファ、2年振りの共演は、ロマン派ヴァイオリン協奏曲の最高峰
- チョン・キョンファ
広上淳一、宮崎国際音楽祭管弦楽団
- 演奏会〔5〕プッチーニの世界「誰も寝てはならぬ」再び!(セミ・ステージ形式オペラ)
- ☆ 第20回音楽祭で絶賛を博した『トゥーランドット』(全曲)
25周年記念バージョンでは演出を加え、さらなる「感動」に挑む!
- トリーネ・ムラ、中村恵理、福井敬、伊藤純、広上淳一 ほか
宮崎国際音楽祭管弦楽団、宮崎国際音楽祭合唱団
- ストリート演奏会「響け歌声!橘通りから春の空へ」(宮崎市橘通交差点特設ステージ)
- ☆ トゥーランドットの名脇役、ピン・パン・ポンの3人が贈る
男声アンサンブルによる楽しい歌のアラカルト
- 清水徹太郎、二塚直紀、迎肇聡、次郎丸智希
- シリーズ「Oh!My!クラシック」~ そうだったのか!!池上彰、その人と音楽 ~
- ☆世界のニュースを紐解く「わかりやすさ」の開拓者
人気ジャーナリスト池上彰が愛する音楽を、生演奏とともに徹底解説
- 池上彰、正戸里佳 ほか
- 気軽にクラシック「500円コンサートの日」
- ☆ ワンコインで楽しむ、気軽なクラシックの一日
- 礒絵里子、扇谷泰朋、髙橋和貴、徳永二男、三浦章宏、水谷晃
楯直己、坂野伊都子、塩入俊哉、仲道郁代、鷲尾麻衣 ほか
宮崎県吹奏楽連盟有志、宮崎県合唱連盟有志
宮崎国際音楽祭ジュニア・オーケストラ
- 「蘇れピアソラ!」タンゴとクラシック 新しき出会い
- ☆ 日本を代表するタンゴ奏者と国内トップの弦楽奏者が魅せる
タンゴとクラシックのエキサイティングな融合
- 徳永二男、京谷弘司、淡路七穂子、田辺和弘、小島りち子
鈴木康浩、髙橋和貴、古川展生、三浦章宏
- シリーズ「ポップス・オーケストラinみやざき」
- My Best Song ~ 忘れられない曲をオーケストラで
- ☆ あなたの思い出を彩るあの曲、この歌…
皆さまからのリクエストとエッセイでつづる、忘れられないベスト・ソングの数々
- 下野竜也、石田ひかり、宮崎国際音楽祭管弦楽団
- 三浦文彰の挑戦「バッハからガーシュインへ」
- ☆ 若き俊英、三浦文彰が挑戦するジャズへのアプローチ
クラシックの垣根を越える新しい演奏会を試みる
- 三浦文彰、ヨンソン ほか
- サテライト・コンサート in 門川「徳永二男とコンサートマスターズ」
- ☆ 徳永二男と4人のコンサートマスターがお届けする
超絶に愉快なヴァイオリン・コンサート
- 扇谷泰朋、髙橋和貴、徳永二男、三浦章宏、水谷晃、坂野伊都子
- (門川町総合文化会館)
- サテライト・コンサート in西都 ライナー・キュッヒル「日本のこころ、そしてウィーンの薫り」
- ☆ 元ウィーン・フィルの名手が贈る
ウィーンの春を彩る名曲と、心に染みる日本の歌
- ライナー・キュッヒル、ステファン・シュトロイスニック
鷲尾麻衣、礒絵里子、小林美樹、須田祥子、上村文乃
- (西都市民会館)
- 第13回ミュージック・アカデミーinみやざき 2020
- 子どものための音楽会(2回公演)
- 県内の小学6年生、約3,200名を対象に行う鑑賞教室
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7.特徴 |
「新しい宮崎らしさをもとめて、ふるさとを音祝(おとほ)ぐ」
今回、四半世紀を迎える第25回宮崎国際音楽祭。
スターンにつらなり、世界的に高い評価を得る、ピンカス・ズーカーマン。スターンの提唱した「アジアの演奏家による、質の高い演奏」を体現するチョン・キョンファ。音楽祭のオペラ・コンサートではお馴染みとなった、元ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスター、ライナー・キュッヒル。音楽祭が排出した若手の俊英、三浦文彰。そして、音楽祭では10年振りの登場となる、ジャン・ワン(チェロ)らを迎え、25年の長きに渡って音楽祭を支えてくださった県内外の皆様と、その歴史に思いを馳せながら、次の四半世紀に向けて、さらに、宮崎でしか聴くことのできない、地域に寄り添った音楽祭への礎となる多彩なプログラムを企画する。
(1)25年を“音祝ぐ”プログラム
- ① 演奏会〔2〕 … アイザック・スターン・メモリアル
- ヴァイオリンの巨匠、故アイザック・スターンを招き1996年3月にスタートした宮崎国際音楽祭が四半世紀を迎えることを記念し、また本年、生誕100周年となるスターンへの顕彰の意味を込めた記念ガラ・コンサート。
スターンに縁の深い愛弟子、ピンカス・ズーカーマン、また、指揮者として世界的に活躍する愛息、マイケル・スターンの2人が作るプログラムに、スターンの遺志を継ぐ音楽祭の教育プログラムを経て世界に羽ばたく、三浦文彰、スターンの秘蔵っ子であった、ジャン・ワンらの演奏を加え、国内トップクラスの演奏家で編成する宮崎国際音楽祭管弦楽団とともに、音楽祭とスターンの足跡を振り返る特別な演奏会を提供する。
- ② 演奏会〔3〕、演奏会〔4〕 … チョン・キョンファ、2年振りのプログラム
- 第23 回宮崎国際音楽祭において「アジアの音、アジアの心」のテーマのもと、ブラームスのヴァイオリン協奏曲で圧巻の演奏で観客を魅了した、チョン・キョンファ。今回は、2つのプログラムに登場。 演奏会〔3〕では、1990年にチャイコフスキー国際コンクール、ショパン国際ピアノ・コンクールへの同年入賞を果たしたピアニスト、ケヴィン・ケナー、「室内楽こそ音楽のエッセンスである」と語ったスターンの薫陶を受ける、ジャン・ワンとともに、彼女ならではの無類の室内楽をお届けする。
また、2年振りの宮崎国際音楽祭管弦楽団との共演となる演奏会〔4〕では、やはり今年が没後100年のメモリアルとなる、マックス・ブルッフを取り上げ、ロマン派ヴァイオリン協奏曲の最高峰と言われる第1番を広上淳一の指揮とともにお贈りする。
- ③ 演奏会〔5〕 … 感動のオペラを再び
- 第20回の音楽祭で多くの観客に感動を与え、音楽誌などにおいても高い評価を得たプッチーニの歌劇『トゥーランドット』を、25周年の記念として再演。
コンサート形式のオペラ公演として継続してきた本シリーズを、今回は、セミ・ステージ形式として、演出、照明効果を加え、前回を上回る感動の創造に挑戦する。
トゥーランドット役には、デンマークのソプラノ歌手、トリーネ・ムラを招き、福井敬、中村恵理など、音楽祭では馴染みとなった布陣に、県合唱連盟有志で構成された児童を含む100名を超える合唱団が出演する。
(2)宮崎らしさへの試み
- ① 「ポップス・オーケストラ in みやざき」My Best Song ~ 忘れられない曲をオーケストラで
- 多くの方に馴染みのある、映画音楽、ミュージカル、ポピュラーミュージック等の名曲を、宮崎国際音楽祭管弦楽団のオーケストラ・サウンドでお贈りすることをコンセプトに、第21回より継続するプログラム。
今回は、「オーケストラで聴きたい、想い出の曲」をテーマに公募を募り、多くの県内の方々からいただいた、エピソードとリクエストをもとに、県民が創るコンサートとして演奏会を構成する。エピソードの朗読と進行には、女優の石田ひかりを起用し、下野竜也の指揮により、「忘れられない一曲」をお届けする。
- ② 三浦文彰の挑戦「バッハからガーシュインへ」
- アイザック・スターンが熱意を注いだ「若手演奏家の育成」のもと、現在も継続する教育プログラム「ミュージック・アカデミー in みやざき」から巣立ち、世界的に活動する演奏家となった三浦文彰が創る演奏会。
ボビー・マクファーリン、小野リサなどのクラシック外の音楽家とも共演を行う、韓国の朋友、ヨンソン(チェロ)を招き、ジャズを視点にクラシックの垣根を越えた、宮崎国際音楽祭ならではの一味違う演奏会を試みる。
- ② エクスペリメンタル・コンサート 生誕250年「ベートーヴェンは生きている!?」
- 中央でも数少ない現代音楽を中心に据えた演奏会としての継続に、本音楽祭の特色の一つとして、内外の評価を得るエクスペリメンタル・コンサート。今回は、生誕250周年となるベートーヴェンをテーマに、そのピアノソナタや交響曲などに啓発された現代音楽家の作品に、オリジナルの楽曲も織り込みながら、現代につながるベートーヴェンの詩情とパッションの魅力に招待する。
(3)幅広く県民が楽しめる企画
- ① トーク・コンサート … シリーズ「Oh! My! クラシック」
- 著名人による音楽談義を交えて贈る、トークスタイルのコンサート・シリーズ。今回は、その「わかりやすい」ニュース解説から数多くの番組を抱える人気ジャーナリスト、池上彰氏を招き、人生にまつわるお話とともに、ゆかりの音楽をお届けする。
- ② 気軽にクラシック「500円コンサートの日」
- 県立芸術劇場の3つのホールを使用して、一日に7つのコンサートを開催。音楽祭出演者による、0歳から入場できるコンサートや、奏者も楽しむ遊び心のつまったコンサートに加え、県内の合唱団体、吹奏楽団体、宮崎国際音楽祭ジュニア・オーケストラのステージなど、いずれも500円で入場できる1時間程度の気軽なコンサートを用意。
また、キッチンカーによるフードブース、スタンプ・ラリーなどを設け、劇場で一日中楽しめる環境を提供する。
- ③ サテライト・コンサート
- 音楽祭を広く県民に親しんでいただけるよう、県内の文化施設に音楽祭で招聘する演奏家が出向くサテライト・コンサートでは、門川と西都での演奏会を予定。門川公演では、昨年、川南に赴き大好評を博した「徳永二男とコンサートマスターズ」を、西都公演では、ライナー・キュッヒルを中心に、弦楽四重奏、ソプラノを加えたウィンナ・ワルツや日本の歌による、多くの方が聴き馴染む曲によるプログラムをお届けする。
(4)スターンの遺志を継ぐ若手演奏家たち
故アイザック・スターンが熱意を注いだ「若手演奏家の育成」。宮崎国際音楽祭では、第1回の「ヴァイオリン講習会**」にはじまり「室内楽講習会*」を経て、現在もその遺志を継ぎ、「ミュージック・アカデミー in みやざき」として、次代を担う後進の育成に力を注いでいる。
音楽祭では、これらの講習会を修了し、現在、国内外で活動の場を築きつつある若手演奏家をソリストや宮崎国際音楽祭管弦楽団などに登用。今回も宮崎から巣立った15名の演奏家が、音楽祭に名を連ねる。
ヴァイオリン
会田莉凡、宇根京子*、北田千尋、小林美樹、篠原悠那、髙橋和貴**、坪井夏美、三浦文彰
ヴィオラ
篠﨑友美*、鈴木康浩*、田原綾子、中恵菜
チェロ
上村文乃、古川展生*、矢部優典
ピアノ
坂野伊都子*
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