ぷれぽ

【ぷれぽ】音楽祭もラスト2公演! リハーサルの様子と青い鳥。

更新日:2019年05月18日

 5月15日(水)の演奏会〔4〕が開演した頃、どこからともなく、良く通る綺麗な声で歌う鳥のさえずりが。ハミングバード? どこ?? 目を凝らすと、この日の会場に向かい合うアイザックスターンホールのエントランス上部、「Miyazaki Music Festival」の文字の上に、綺麗な青い鳥が! 可愛い!! ちょうど外の空気が青い時間帯なので写真だとわかりにくいですが、鮮やかな青にお腹がオレンジ色の、イソヒヨドリのヒヨちゃん(仮)♪


 演奏会〔3〕のマーラーなど、様々な楽器を含むたくさんの声が演奏会に加わり、名歌手たちも宮崎に続々集結、音楽祭はさながら歌合戦の様相を呈しつつありますが、この日も歌心で鳴らすマイスキーさんやキュッヒルさんの登場に、負けじとばかりヒヨちゃん(仮)は大きな美声で歌い続けたのでした。

 

 さて、音楽祭も残りわずか。アイザックスターンホールでは連日素晴らしいリハーサルが続いています。

 

 18日(土)のシリーズ「ポップス・オーケストラ in みやざき」~宮川彬良のびっくりアカデミー~。今年はバーンスタインの「ウエストサイド物語」を取り上げます。見てください、この編成、このボリューム! ついにサックスやコントラファゴットまで!


 詳しい内容は公演レポートに譲るとして、既に完売となったこちらの公演、見事チケットをゲットされたお客様に特にお読みいただきたいのが、13日(月)に行われたこちらの講座のレポート。劇中曲「Somewhere」についての、「どこまで行ってもたどり着かない理想郷だけれども、一番最後に戻ってくる主音=今いるその場所こそが、いるべき場所なのだ」という話、とっても素敵な話ですけど…あれ? これって「青い鳥」の話みたい…。ヒヨちゃん、もしかしてそのことを伝えたくて?

 

 そして残念ながら18日のチケットをゲットできなかったお客様、…安心してください! 19日(日)の演奏会〔5〕はお席まだ少し、あいてますよ!! このハンカチ必携・涙腺崩壊オペラ「ラ・ボエーム」の物語は、クリスマス・イヴから始まります。…って、あれ? これまた「青い鳥」と同じ設定!? こちらも負けず劣らずの大編成、チンバッソという珍しい楽器もお目見えします。

 こういった、楽器が見えるということも演奏会形式でオペラを鑑賞する醍醐味の一つ。歌とオケがどのように絡むのか、広上さんのダイナミックな指揮とオケとの一体感などもよくわかるし、それでいて吹奏楽連盟有志による第2幕のバンダなど仕掛けもあって、舞台上演の良さも存分に味わえます。そして何より、8人のオペラ歌手が登場し、児童合唱を含む合唱団も加わる、この贅沢すぎる音の世界。本当に心が震えます。綜合芸術ならでは、いろんなことに繋げることができて、本当はお伝えしたいことが山ほどありますが、…迷わず行けよ、行けばわかるさ! とにかくこれを体験しないのは、「MOTTAINAI」!この一言に尽きます!(広報T)

 

 

 演奏会〔5〕プッチーニの世界「青春の光と影」
 【日時】5月19日(日)14:00開場 15:00開演
 【会場】アイザックスターンホール
 【出演】

  ミミ:中村恵理(ソプラノ)、ムゼッタ:鷲尾麻衣(ソプラノ)
  ロドルフォ:福井敬(テノール)、マルチェッロ:甲斐栄次郎(バリトン)
  ショナール:今村雅彦(バリトン)、コッリーネ:伊藤純(バス)
  ブノア/アルチンドロ:松森治(バス)、パルピニョール:清水徹太郎(テノール)
  指揮:広上淳一
  宮崎国際音楽祭管弦楽団
  宮崎国際音楽祭合唱団(宮崎県合唱連盟有志)
  宮崎県吹奏楽連盟有志

 【料金】SS席10,000円 S席9,000円 A席7,000円 B席5,000円 C席3,000円

     A席親子割7,500円

 

Photo:K. Miura(鳥以外)