ぷれぽ

【ぷれぽ】演奏会〔5〕プッチーニの世界「青春の光と影」お客様インタビュー

更新日:2019年05月23日

5月19日、第24回宮崎国際音楽祭のフィナーレ「演奏会〔5〕プッチーニの世界『青春の光と影』」が開催され、多くのお客様にご来場いただきました。終演後、お客様にお話を伺いましたのでご紹介いたします。宮崎市内にお住まいの松本さま、綾町からお越しの立花さま、熊本県からお越しのご友人お二人です。

 

皆さま毎年音楽祭にお越しくださっていて、特に、スカラ座やウィーン楽友協会へもお出かけになったことがおありだという松本さまと立花さまは「ヨーロッパで聴くような本物の音楽が宮崎で聴けるのはありがたいです」と話してくださいました。

「今年は(ライナー・)キュッヒルさんがコンサートマスターとしていらしたので、オーケストラがまた数段よかった」と目を輝かせて松本さま。立花さまは、「言葉に尽くせないほど素晴らしかった」と、語ってくださいました。合唱もよかったし、バンダが客席を通るのも見たことのない演出だったと笑顔のお二人。それぞれ、(中村恵理さん演じる)ミミのアリア、(鷲尾麻衣さん演じる)ムゼッタのアリアが特に印象的で、ムゼッタ役の鷲尾さんが役になりきって指揮者の広上淳一さんを誘惑するかのような仕草をしたのも遊び心があって楽しめたと思い返していらっしゃいました。

歌手の方々に関して「何度もこの音楽祭に出演なさっている方々が素晴らしいのはもちろん、新たに加わった方々も頑張っていらして相乗効果が感じられた」と仰って、今年の音楽祭シーズン始めに開催された辻井伸行さんと三浦文彰さんの演奏会にも言及され「(仲のよい様子に)二人の違う一面が見られた」「出会いによって人間性が拡がり、音楽によい影響を与えてゆくのでは」と、毎年開催される音楽祭ならではの、若い演奏家の成長を見守る視点からもお話しくださいました。

 

また、完売にならなかった公演については「せっかくなら満席で聴きたい」と、もったいなく思われたそうで「若い人にもっと本物に触れてほしい」「吹奏楽をしている中高生にも、きっと勉強になるはず」と力を込めて仰っていました。また、当劇場の施設に関しても、ヨーロッパのホールをご覧になっての観点から貴重なご意見をいただきました。
インタビューにご協力くださいましてありがとうございました。

 

お客様方へのインタビューを通して、毎年楽しみに聴きに来てくださるお客様に音楽祭が支えられていることを改めて感じました。ご来場くださいました皆さま、どうもありがとうございました。

(広報S)

 

Photo:K. Miura