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【ぷれぽ】ズーカーマン来日! リハーサルの様子…マーラーって楽しい!!

更新日:2019年05月10日

 あっという間に音楽祭も後半! 5月11日(土)Special Concert 2と、12日(日)演奏会〔3〕に向けてピンカス・ズーカーマンが来日、音楽祭管弦楽団のメンバーも続々と宮崎入りし、8日(水)から連日リハーサルが行われています。

 大編成のマーラーから始まったリハーサルは、オーケストラの中にずらりと揃う錚々たる顔ぶれを見るだけでも一驚です。さりげなく「コンサートマスターズ」が一列に並んでるし…どこもかしこも豪華すぎ! 宮崎でしか聴けないこの贅沢なオケで、宮崎では滅多に聴けないマーラーが始まります。(音楽祭としても10年前の「巨人」以来、わずか2度目!)

 冒頭、いきなり鈴のシャン、シャン、シャン、シャンから始まる第1楽章や、コンサートマスターを務める徳永監督が通常より高く調弦したヴァイオリンに持ち替えをする第2楽章、ところどころでベルアップして咆えるクラリネットやオーボエ、ホルン(↓コレ)などなど、音響的にも視覚的にも面白く、アイザックスターンホールでも普段あまり味わうことのできない、楽しみどころが満載の曲です。


 映画『ベニスに死す』にも使われた有名な交響曲第5番のアダージェットを彷彿とさせる、息をのむほど美しい第3楽章は、次第にこの曲最大の盛り上がりを見せ(音楽祭のCMでも使われている、あの部分)、続く第4楽章、ソプラノの三宅理恵さんが登場して天上の生活を歌うのですが、その内容といったら、“野菜とか欲しい物が皿一杯に盛られてて、林檎とか梨とか何でもくれて、鹿とか兎とかそこら辺を走り回ってるうえに、肉がダメな時は、魚が喜んでやって来る”とか! まさにパラダイス!!


 ピツィカートの細かなニュアンスなど、言葉で伝えるには微妙で難しそうなところも、第2ヴァイオリンからヒョイと楽器を拝借して実際に弾いてみせるズーカーマンと、それを聴いてすぐに全体の音を指揮者のイメージどおりに統一できてしまうオケには、どちらも「さすが!」と感嘆するばかり。見ていてゾクゾクする光景でした。


 ちなみに演奏会〔3〕の前半、ズーカーマンがヴィオラを携えて愛弟子・三浦文彰と競演するモーツァルトの協奏交響曲は、コンサートマスターに三浦さんのお父上、日本で最も歴史の古いオケである東京フィルハーモニー交響楽団で長くコンマスを務める三浦章宏が! …師弟競演に加えて親子共演、これで超一級の公演となるのだからスゴイ!(広報T)

 

演奏会〔3〕巨匠と若き後継者「大いなる歓びへの賛歌」
【日時】5月12日(日)14:00開場 15:00開演
【会場】アイザックスターンホール
【出演】ヴィオラ・指揮:ピンカス・ズーカーマン/ヴァイオリン:三浦文彰
ソプラノ:三宅理恵/管弦楽:宮崎国際音楽祭管弦楽団
【料金】SS席9,000円 S席8,000円 A席7,000円 B席5,000円 
C席3,000円 A席親子割7,500円

 

Photo:K. Miura